京急油壺マリンパーク特別編③(みうら自然館、屋内大海洋劇場ファンタジアム、その他)

ということで京急油壺マリンパーク特別編③です。
※前二つの記事はコチラ→特別編①特別編②

京急油壺マリンパークはこんな感じで魚の国・あしか島・ペンギン島・かわうその森・みうら自然館・イルカプール・屋内大海洋劇場ファンタジアムなどなどから成り立っています。
今回はみうら自然館、屋内大海洋劇場ファンタジアム、その他です。いくよー。

(ちなみにこの特別編3つの記事、最初の写真が全部違う園内案内なの、気づきました…?)


カワウソ小屋の隣、ペンギン島と屋外ステージ前にあるみうら自然館。
油壺に行ったことがあってもここには入ってない人もちょいちょい居るのでは?っと思います。

油壺のある三浦半島の自然を知る学習館的な位置づけです。
入ってすぐはこんな感じ。今はコロナ対策で写真左側にある扉が開放されてて日光が差し込んでくるので撮影難易度が10倍高くなりました(ひえぇぇ…)

それぞれの水槽にはこんな感じで丁寧な説明がついています。タナゴは神奈川県では絶滅種です_| ̄|○

しょっぱなからカウンターパンチくらう感覚。タナゴすら絶滅させちゃったのか、神奈川県…(アイアム神奈川県民)

いつかこういうイモリ水槽作りたい!!って毎回ガッツ見しちゃう水槽。

よーーーーーーく探すと見つけられるかもしれません。トウキョウサンショウウオです。
神奈川県では絶滅危惧Ⅰ類に分類されています。風前の灯。
ちなみにこの個体は井の頭自然文化園から卵を譲り受けて育てられました。チビちゃんの頃から見てたよー。

ヤリタナゴ。ここ、めーっちゃ撮れないんですよ…粘ってがんばったよ!

三浦半島の生息地マップです。在来種天国なんですよね。残していきたいけど、難しいだろうなぁ…。


水槽のアクリル面の汚れが気になりますが、中身は贅沢!奥行きがながーい。見えづらいけど奥側の流木や石組みが素晴らしいのよ…!!
水槽の住民たち。

ウナギかわいいよ、ウナギ。

ひっそりとすんごい水槽が実はあります。
この水槽。奥の方が見えないな~って少しかがむと…。

見て見て!!奥の方は底上げしてあって水深が浅くなってるの!で、浅い場所が好きなメダカとかは奥に集まってたりする。この工夫、発見したときは大興奮したよね。マジかよ!もっとアピールしたらいいのに!って。

こちら。最初の方の自然館入口で本日のオススメになっていたニホンアカガエルのオタマジャクシ。ここで孵化したオタマちゃんです。毎年孵化してる気がします。

親(なのかな?)
カエルさんいないねーとスルーしちゃう人がいっぱいいたけど!
ここにいます!!ここ!!

在来種だけじゃなく、ちゃんと外来種も展示されてて、外来種(特定外来とか国内移入とか)問題の説明も。

外来種でも綺麗なんですよねぇ…魚は悪くないんですよね…。

みうら自然館好きすぎてめっちゃ長くなりました…(反省…)


さあ、次!
イルカショースタジアム、正式名称「屋内大海洋劇場ファンタジアム」です!
あふれ出る昭和スタイル!良き!

階段をくだっていきます。ちゃんとベビーカー用のスロープも横にありますよ。

到着。「劇場」の名に偽りなし、ですね。


アシカとオタリアは座席前のステージで。
これはお正月の獅子舞パフォ。

奥のステージでも。
計算もできるよ!すべて「9」を選ぶけどね!wwという演目ww

飼育員さんの指揮棒通りにオルガン演奏もするよ!一曲分集中力が保てるのはすごい!

見た目が劇場なだけではなく、ショーも劇仕立てで進行していきます。

真剣「尻」刃取り!とぅ!

劇のクライマックスはやっぱりイルカたちです。

劇場内のどの席に座っても大丈夫です。客席の傾斜がきついので前の人の頭があぁぁぁなんてことも(あんまり)ありません。

ただ、あまり明るくはないので私には撮影は厳しいです!(笑)

ジャンプだけじゃなく、ボールやフープなど色々やります。劇のストーリーとはあまり関係ない感じは毎度気になりますが、まあいっか(笑)

そうそう。
このショーでだけ見ることができる油壺のフンボルトペンギンは必見ですよ!一瞬ですからね!お見逃しなく。ちなみに屋外にいるのはキタイワトビペンギンですからね。

劇の内容に合わせて変わるペンギン君の衣装にも注目ですよー。

さて。表に出ましょう。
屋外のアザラシプール(旧イルカプール)の奥は芝生になってて海がばーーん!と見えて気持ちいいことこの上なし!

これはなんだ…?と思ったら油壺の年パス、すいぞくかん学園の「三浦産アコヤガイ真珠づくり体験」の参加者が飼育してるアコヤガイだった。楽しそうなプログラムだなー来年は年パス作ろうかなー、と思いつつ最後まで年パスを作ることはなかった…。


海ばーーーん!はコチラ。最高!!さいこう!!!

富士山ばぁぁぁぁん!!

望遠すると江の島展望灯台も見えるよ。


海があって空が広くて…トビもいます!かっこいい。でも食べ物持ってると襲われそう。


基本的に混んでそうな時は行かないのですが、それでも時間によっては館内が混雑して、人混みがめちゃくちゃ苦手な私は辛くなるといったん敷地の外に出ます。出て右側へ進み、この通路の突き当りの階段をおりると。

海に出れます。タイドプールには生き物もたくさんいて幸せになれます(*´ω`*)
人混みでしんどかった心のお洗濯に最適。お天気が悪いときは危険なので下りないでくださいね。


そうそう。油壺マリンパークといえば、マグロと海鮮丼も忘れてはいけません。人ごみに疲れたらレストランに逃げるのも良きですね。
めっちゃ美味しいから!!あおさ入りのお味噌汁も美味しいから!!

夕方のファンタジアム前。なんというかここに流れる空気感が好きなんですよね。

なんでこの場所を閉じなければいけないのか…心の底からコロナが憎いです。
油壺閉館のニュースが出た時、「古いから仕方ないね」「1日過ごせる場所じゃないしね」「地味なイメージ」といったコメントが目に入って、世間一般の意識はこんな感じなのかーと改めて実感したよね。うん、自分が老害なのはわかってる。わかってるけど、水族館はエンタメのためだけにあるわけじゃねーだろ?と思うのですよね。

これまで50年以上積み上げてきたものを簡単に手放してほしくなかった。飼育してきた生き物たちのデータ、持ち込まれた地元の生き物たちのデータ、数多の標本…。全部ぜんぶ貴重なものです。水族館って博物館でもあり、飼育員は研究者でもあるのですよね。

そんなたいそうな理由じゃなくてもいい、自分の大好きな場所が奪われる。それだけで十分に悲しい。つらいよ、まじで。
悲しいけどさ。自分の推しには最後まで輝いててもらいたいじゃん?地味かもしれないけどなんかいいとこだったね!って思ってもらいたいじゃん?
みんな、油壺マリンパークに行こう!行って見てほしい。昔行ったことある人も、閉館だから見ておこうって人もみんなみんな行こう!
かめきちさんからのお願いです。

5 件のコメント:

  1. かめきちさん、お久しぶりです。
    衝撃のニュースから約1ヵ月、かめきちさんならこのニュースに触れてくれているはず! と思い久しぶり(すみません)にブログをチェックさせて頂いたら、まさかの3連長編で嬉しいやら寂しいやら。
    私も今でこそ北海道民ですが、実家は川崎で、油壷マリンパークはとても思い出深い水族館です。生まれて初めて水族館のバックヤードを見せてもらい、磯の生き物観察会で初めて磯採集をし、イルカに触らせてもらい……挙げればきりが無いです。
    というかひょっとしたら生まれて初めて訪れた水族館が油壷かもしれないです(母にも聞いてみましたが確証は得られず)。

    とはいえ、実家を出てから約20年、その間他の水族館には訪れても、言われてみれば油壷には一回も行っていない……こういうユーザーのせいで閉館が早まってしまったのかなぁ、と思うと悲しいというか申し訳なく思ったり……。

    9月30日までには、何としても油壷に訪問するつもりでいます。
    他の園館も、コロナで厳しい情勢とは思いますが、頑張ってほしいです。と言うか政府はこういう施設も支援しても良いのでは!?

    と言うか(重ねて)、油壷の規模で1日潰せないとか言う方はどんな広さの水族館なら1日潰せるんですかね?! 鳥羽と二見と志摩を1日でハシゴするとかか(これも今では無理ですが)?!

    すみません、なんだか熱くなってしまいました。
    かめきちさんの油壷愛が伝わってくる素敵な記事だったと思います。
    正直、かめきちさんのタイドプールの写真を見るまで、先述の磯採集の事は忘れてました。写真を見て、一気に記憶が戻ってちょっとゾワッとするほどでした(笑)。

    長文コメント、申し訳ありません。
    油壷が閉館してしまうのは、本当にさみしい限りです。中村さんがプロデュースした新生油壷マリンパーク、見てみたかったよ!

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    1. 1発目の投稿主はhamです。
      記入者欄をちゃんと書けてなかった。すみません。

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    2. hamさま、お久しぶりです!!コメントありがとうございますー。
      なんだか目から汁が出るような熱いコメントです…。ありがとうございます。
      みんな行こう!とか言っておきながら大混雑している週末の油壺には近づけないでいるビビリです(´・ω・`)
      まだ無くなってしまうということが実感できてないんですよね…。つらい(´・ω・`)

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  2. こんにちは。
    ブログ拝見して、すぐにでも行きたくなりました。
    回遊水槽、ファンタジアム、アシカ島、ペンギン、カワウソ舎…無くしてしまうには惜しいものばかりですね。
    アシカの算数とオルガンは大好きなので、アシカとセットでどこかに引き継いでほしいと個人的に思ってます。
    高齢のアシカのミナトくんと、カワウソのゴマじいちゃんの行き先は、すごく気になります…長距離移動、急な環境の変化に耐えられるかとか心配でなりません。
    ここにしかない魅力に溢れた水族館が無くなるのは残念ですね…閉館までに必ず行きます!

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    1. なおさん、コメントありがとうございます。
      本当に無くなってしまうのは惜しいんですよね。フルリニューアルしてドッカンといくぞーってところからの閉館決定は本当に現場の方はお辛いのではないかと…。
      おっしゃるとおり、高齢の生き物が多いので移動が心配ですよね。せめて行先を公表してくれるといいのですが。
      ぜひ行ってみてください!!

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