ということで京急油壺マリンパーク特別編②です。
京急油壺マリンパークはこんな感じで魚の国・あしか島・ペンギン島・かわうその森・みうら自然館・イルカプール・屋内大海洋劇場ファンタジアムなどなどから成り立っています。
今回は魚の国編。いわゆる本館ですね。いくよー。
手動のドアを開けて進むと、左の壁にあるのがコチラ。これ、お魚素人には本当にありがたいのよ。水槽横の魚名板に名前がなくてもこっちにはあったりすることも。
水槽のはじっこの方に長寿おめでとうシールが貼られているんですけどね。ご丁寧に亡くなると剝がされていくので徐々に寂しく…という現象。
さて、先に進みます。チョウザメの先の壁側にラブカの剥製があって…。
水槽の反対側の壁側にあるのは、各種研究の成果です。
こんな感じ。めちゃくちゃ興味深いです。ちゃんと読むととても時間がかかりますw
イケメンですねー。トラギスが主役級の水槽ってなかなかないですよねw
ちょっとアマモが寂しいですが、チャガラわらわら水槽。
先日行ったらここに滅茶苦茶年季の入ったクロイシモチがいたんですけど、前からいましたっけ…?
ヒメジさん綺麗。「相模の海」にはとんでもなく珍しい魚もいたりしますが、ここのメインは近くの海で潜ったり釣ったりすると見れるような魚です。それが嬉しいし好き。
油壺に来たら毎回遊んでもらうカワハギさん。カメラにぴったりマークしてきます。奥のフグを撮りたくても無理ですw必ずフレームインしてきますww
撮影の邪魔してくるのに「じゃあカワハギさん撮るよ!」って撮るとこの不満顔です。
だがそこがいい。すごくいい。
これってすごいことだよなーといちいち感動してました。
名前だけじゃなくて、その魚の習性とか色んな情報が載っていて"ほほー"って言いながらその魚を観察できるのがとても良きでした。
ここの水槽は写真ガチ勢の方でもあまりお写真が上がってきてないような…。これから行かれる撮影ガチ勢の方々にはぜひここ撮ってもらいたいー!
デンキウナギ・イシダイが条件反射による行動をショーに仕立てたものです。
基本的に真面目なんですよ、油壺さんって。知ってもらいたい!ってのが伝わってくるんです。私が水族館を巡る理由は「知らないことを知りたい、見たことないものを見たい」なので油壺さんは本当に好きなんですよね。じゃんじゃん満たされる知的好奇心。
とはいえ、こんなお茶目な展示も(*´ω`*)
イカの水槽は黒バックです。最高じゃない?めっちゃカッコよくない?
季節によってアオリイカ・コウイカの両方かどっちかが見れます。
季節によってアオリイカ・コウイカの両方かどっちかが見れます。
私はあんまり映え意識した写真は撮らないのですが、普通に寄るだけで映えっぽい写真が撮れちゃうのは強い。
あと、個人的に1階で一番好きな水槽はここ。
キサンゴやヤギが満載。
エントウキサンゴ・ジュウジキサンゴ・ハナタテサンゴ・イボヤギ・フタリビワガライシ・イソバナ…。全然知らない世界なので毎回全部覚えちゃうぞ!と意気込んで名前と姿を一致させるのですが、次に来るまでにすっかり忘れてて、また全部覚え…ry(以下無限ループ)
ということで毎回必ず水槽前に居座ることになるのでいつのまにかキサンゴのトリコにwそうそう、生きている化石、オオワニザメの剥製も置かれています。この個体は剣崎沖で2000年にヒラメ刺し網漁で採られたそうです。歯がとにかく怖いんですよ…よくこんな近くから見れるな…ガクブル…ってくらいに歯が怖い。
「相模の海から」ゾーンを抜けると薄暗いサメの水槽があります。
美ら海水族館生まれのヤジブカと
こちらも美ら海からきたネムリブカ。今は2階にいるオオメジロザメも最初はこっちに入ってました。
有名な(?)魚のショー会場はこちらです。
大人も子供も見入ってしまって最後に拍手で終わる大変に平和なショーです。
キャベツをハムハムするウニがかわいかった(*´ω`*)
同じ場所で開館50周年記念企画だったときのパネルより。
魚ショー水槽の下には、2021年5月現在はクラゲが入ってます。
以前は神奈川県水産技術センターが開発したキャベツウニの展示も。
そして向きが違うので見つけづらいかもしれませんがリクガメもいるんです。
このインドホシガメは違法飼育等から保護された、JAZA寄託動物です。
魚ショーの反対側はこんな感じ。2階の回遊水槽の下になる場所。その時々でいろんな企画の展示パネルなどがあります。
2021年5月現在はこちら。
企画展「タイドプールの生き物たち」から。水族館で興味を持ったら実際に海に出てみよう!を実践するときのポイント。行く前の準備ホント大事。自然を侮ってはいけません。たとえそれがタイドプールであってもね、という内容。最終的にはお気に入りの貝殻や海藻を綺麗に保管して宝物にする方法までまとまっています。
真面目!でもそこが大好き。
こういう記録をしっかり残して後につないでいくことが水族館の大事な使命でもありますよね。
そして…いよいよ…
これでーーーす!となる流れ。いやぁ、これはすごい。魚に全く興味なくてもとりあえず見るもん。ナニコレ?でけぇ!って。世界で37番目に発見された全長5.7m、1.2tのメスのメガマウスシャークです。
パネル展示の奥には水槽展示もあります。汽車窓水槽だけど船室の窓みたい。
ここの展示もちょいちょい変わりますね。ミノカサゴ大乱舞は2021年5月現在はありません。
油壺と言えば!!象徴のようになっているメガマウスシャーク。まずはメガマウスシャークって何?ってお勉強をして…。
(そんでもって、これ…どこへ行くんですかね…廃棄だけは避けてほしい…)
その時の企画によって水槽の中身は変わります。
が、水槽の配置などはほぼ同じなことがここ数年続いてますね。
コウイカの交接も間近で見れたしね。
長くなってきましたね…。本館は油壺のメインディッシュだからね、仕方ないですね。
いやぁ、疲れてきた!(;'∀')
向こう側に人が立つと簡単に水中にいるような写真が撮れる水槽。昭和みが爆裂してます。
ここも季節によって装飾が変わります(私がどの季節に油壺によく行ってたかバレる写真セレクトですね…はい、冬です…冬の油壺はいいぞ…もう今年の冬には油壺に行けない…)
こちらはウバザメの頭部液浸標本ライティングが効いてますね。
ウバザメの頭のお隣は企画展会場です。今はこれ。
が、水槽の配置などはほぼ同じなことがここ数年続いてますね。
このゾーンは本当にネタの宝庫で。ブロガーとしては嬉しさの極みですよ。
ムカデメリベさんはバズりましたねw、そういえばw
もうね、生き物素人の私にはナンジャコリャー!の連続で。
ムカデメリベ含めウミウシを好きになったのも油壺さんの企画展のおかげ。ヒトデも同じく油壺の企画展シースター展から好きになりました。
コブモロトゲエビとかいう世界でここだけ!の展示もありました。
あとひと息!最後のゾーンにいきますよっ!
今はいませんが以前はホシエイもいました。
メガマウスシャークの横の階段を登りますと油壺マリンパークのメインタンクが現れます。
深さ3m、水量600t。堂々たる回遊水槽です。
ここです、ここ。行ったことなくても見たことある!って方が多いのでは??っと。
ちなみにホシエイの繁殖賞をもってるのは油壺マリンパークだったりします。
今はノコギリエイ1匹ですが、私が知る限りでは最大5匹いたんです。
ノコギリエイは今ではCITES付属書Ⅰ(とⅡ?)になってしまっているので、新たに入ってくることはそうそうないと思うので日本の水族館で見ることができるのは今生きている個体がいる間だけ。
グリーンソーフィッシュとノコギリエイ(ラージトゥースソーフィッシュ)
詳しく知りたい方はミストラル先生のブログとか読まれると良いかと。
この光景がすっごい好き。小魚まみれw
日差しが入るスポットもあって、ここは最高ですねぇ。光のカーテン。キラキラ。大好き。
上記にもあるとおり、近年の油壺回遊水槽と言えばサメ、サメです!
餌付けタイムには人がめっちゃ集まります。
餌付けタイム前には泡で魚たちに餌の時間なことをお知らせするんですよね。
良きですね。
ところで、この回遊水槽ですが、50周年企画展で大変興味深いパネルが展示されていました。
・1968年の開館当初からある。
・外周78.5m
・初期はブリやカンパチなどの大型回遊魚を中心に、約3000匹の魚。
・1986年にカマイルカ1頭を搬入、魚の群泳とイルカ、同時に楽しめた。
・1998年の特別展「まぐろワールド」に合わせクロマグロなど計270匹を搬入。
・2000年代に入ってからシロワニやノコギリエイなど大きく成長するサメやエイを搬入。
ここにカマイルカ入れてたんだ!!
驚きです…。
実にサメサメしいのです。
シロワニ・レモンザメ・オオメジロザメ…
そして2021年5月、やべぇヤツが搬入されました。オオワニザメです。
そう、1階に歯がめちゃくちゃ怖い剥製があるオオワニザメの生体が入ったのです!
すでに亡くなってしまったようです…。残念…。閉館しなければオオワニザメ再来もあったかも?と思うと本当に本当に残念。
ってか、オオワニザメだけじゃなく、ノコギリエイもオオメジロザメもそうそう水族館では見れないので貴重だったのですよ。
考えれば考えるほど閉館は悔しいしもったいないし悲しい。
隠れた好きポイント。1階魚のショー水槽を背にして上を見上げると素敵な光景が見れます。日差しとサメの窓。最高なんですよ…ほんとにね。
なんだか書き進めるうちにどんどん悲しくなるんですけども…
次の記事はショーとかも書くよっ!!
次の記事はコチラ→京急油壺マリンパーク特別編③(みうら自然館、屋内大海洋劇場ファンタジアム、その他)
この前閉館した志摩のメインタンクもドーナツ型回遊水槽でしたね。
返信削除こうも短期間に2つも閉館してしまうとは。
他にもノシャップや、かつては屋島もそうですが、開館年的に50年前の流行りだったんでしょうか。
・・・今年はノシャップ寒流水族館行っておくべきですかね