先日訪問して、このブログでも記事にしましたミュージアムパーク茨城県自然博物館。
その記事は→コチラ
「水槽の数え方」によって認定水族館になるか非認定水族館になるか微妙で、私では判断ができなかった問題です。
その後、ちょうどミストラルさん・めnちさんと打ち合わせの機会があったので、この取り扱いについて話をしてみました。
・簡単に取り外しができる仕切りで仕切られている2つの水槽は1つとしてカウントすべきではないか?
・仕切りなどでカウントするのではなく、同じ水が流れている水槽は1としてカウントすべきでは?
・魚種が異なる2つの水槽は簡易的に仕切られていても2つと分けてみるべきでは?
と、考え方はいろいろあって、どれを採用すればいいかねぇ?となって結局結論がでませんでした。今後の課題ですね。
で、ブログの記事やTwitterなどで頂いた意見だと、おおむね簡易的な仕切りでも仕切られていたら別の水槽としてカウントするべき、というものが多かったです。
私自身、ここまで問題がこじれるとは思ってもみなかったので、あやふやな記憶だった部分をしっかり確認しなくては、と再度訪問してきました。ちょうど次男も行きたいと言っていたしね。
はい、ちゃんと確認してきた結果です。
まず水族展示の全体像。
仕切り部分を見ていきますね。①と②の間。
③と④の間。
④と⑤の間(ちょっと見にくいけど、画像右側ね)
⑤と⑥の間。
⑧はタイドプールと深い海の水槽ですが、仕切りがゆるく互いに通じているようだったので、厳密には仕切ってはいないと思われます。
さて。仕切りで水槽の数を考えると「8」となることがわかりました。
上の上流~海への水槽の他に円柱水槽が3本あります。これで水槽数は11本ですね。
認定基準クリアです。
水族展示の先に海藻の水槽があるのでは?とコメントもいただきました。
が、これは模型ですね(スタッフの方にも確認済み)
それから順路のずいぶんと先にあるカウンター上に小さな水槽(プラケース含む)これはカウントしなくても…って思います。
では、水を中心に考えるとどうなるでしょうか。さすがにこれは聞いてみないと分かりません。
実は現地でスタッフの方にいくつか質問をしていました。
当日は担当の方が不在で後日電話で返答しますとのことで、わざわざお電話で教えていただくことに。なんかホントにすみません…。
・上流と中流で水量31トン(画像だと①~④)、湖沼と下流で水量35トン(画像だと⑤~⑦)、海水は30トン(画像だと⑧)
・上記の3つはそれぞれ水循環としてはつながっており、同じ水といってもいい。
・ちなみにアクリル厚は上中流65mm、下流75mm、海水105mmとのこと。
面白くなってまいりました!いや、面白くないですね…どうすんだこれ…。
水基準で考えると水槽数は3+円柱水槽3の計6本!
カウンターのプラケースを入れて11本となりますね…(;・∀・)
さあどうしましょう…(;・∀・)
主観を排除するために数値化して水族館を認定してきた経緯を考えると、これは結構大きな問題だなーと思ったり。
その他にも認定リスト入りしている水族館の中にも「これは実は認定じゃないのでは?」という施設だったり、もろもろ見直しが必要かも?という認識は先日の打ち合わせで共通認識としてもてたので、またイベントやっちゃうかも?という気配がしております…。
何度も言っていますがミュージアムパークに関しては認定水族館であろうとなかろうと、本業の博物館としては最高なので、ぜひ行ってみてください!
主観を排除するために数値化して水族館を認定してきた経緯を考えると、これは結構大きな問題だなーと思ったり。
その他にも認定リスト入りしている水族館の中にも「これは実は認定じゃないのでは?」という施設だったり、もろもろ見直しが必要かも?という認識は先日の打ち合わせで共通認識としてもてたので、またイベントやっちゃうかも?という気配がしております…。
何度も言っていますがミュージアムパークに関しては認定水族館であろうとなかろうと、本業の博物館としては最高なので、ぜひ行ってみてください!
海藻はレプリカでしたか。失礼しました。
返信削除いよいよ「水槽」の定義にまで話がもつれ込みましたか。。。
以前にもお話させていただきましたが、展示水族種類数についても
どこまでを一種類とするかって問題があると思うんですよね。(金魚の品種は全てギンブナなのか)
今の認定基準でそれによって左右されそうなのは・・・渚の駅たてやまなんかは最小数に見積もると認定基準満たさなくなるかもな気がしますね。
今後滅茶苦茶細かくいくと「水族」「展示」「自称」などもさらなる定義が必要になりそうな予感。
毎度コメントから茶々入れるばかりで申し訳ないのですが、どのような結論になるのか楽しみにしています!
リボかくさま。
削除そうなんですよー!水槽の定義だけじゃなくて、種類数も先日の打ち合わせで話題になっていて。
金魚の品種についても全て「キンギョ」になっちゃうよね、ってのとか、例えば京都水のサンショウウオコレクションも「サンショウウオ」1種なのか?とかですね。
どの認定基準も見直しが必要な時期になっているのかもしれません。
まだこんなこと言っている段階なので、結論やイベントなどはまだまだ先になりますかねー。
お待たせしちゃうと思いますがよろしくおねがいいますっ!