(note連動記事です)
2021年9月24日。
めちゃくちゃ久しぶりに葛西臨海水族園に行ってきました。
マグロでっかい!すごい!なところは変わらず。
で、今回のお目当てはコレです、コレ。
バショウカジキです。日本の周りの海に普通にいますが生きて水槽に入れることがとっても難しい魚で、これまでに日本の水族館でも3館でしか展示されたことがありません。
去年、アクアマリンふくしまにも入ったので見に行ってきましたが、本当にかっこいい魚なのです(下の写真はアクアマリンふくしまのバショウカジキです)。
葛西に入った個体、吻(鼻先の角みたいな部分)は前日に折れてしまったので、本来はもっと長いのですが、それでもこの体色・体型全てがかっこいい。
バショウカジキはその名の通り、背びれがブワーっと広がって芭蕉の葉のようになるのですが私は一瞬チラっと広げてくれたのを見れたのみ…。
背びれが広がったら最高にかっこいいけど、そんなことより生きて目の前に泳いでいることが嬉しくて最高。
時々バショウカジキの下をシノノメサカタザメもぬるっと泳いできます。
こちらも割と珍しいですね。「サメ」と名乗っていますがエイの仲間です。
バショウカジキ目的で久しぶりに来たのですが、それ以上に私の心をつかんんだのはコチラ。
1メートルくらいのバショウカジキより2倍くらい大きい。恐竜のような歯、堂々と泳ぐ姿…。なんだこれ、かっこいい…。
オキザヨリという魚です。初めて見たー!葛西では数年前から飼育展示しているみたいですね。すっごい。
この顔がたまらなくかっこ良くないですか…。もうね、正直カメラマンが群がっていたバショウカジキよりこっちに首ったけでした(笑)
バショウは一緒に行ってた次男さんよろしくね、って(笑)
さて、常設展示の方も見ていきますね。なにしろ久しぶりの葛西臨海水族園ですからね。
葛西のすごいところは、まずこれ。エントランスから大きなサメ水槽→もいっこ大きな水槽(マグロのいる円形水槽の半分)、ときて次の世界の海ゾーンの汽車窓水槽の先頭がこれなんです。
オレンジシーペン。
これ、さわりとしてオッケーなの?笑 私的には最高ですけども 笑
シーペンと一緒にいるのはセニョリータという魚です。
そうそう、葛西は和名がついている魚でも基本的に生息地での呼び名か英語名が採用されています。魚の名前が書いてある案内(魚名板)も聞いたことないような魚の名前が続くのです。ダイオウグソクムシが全国区メジャーになっても頑なにジャイアントアイソポッドと呼び続けたり 笑 それ見ると"葛西に来たなぁ"と思います 笑
そこまで大きくない水槽にこれでもかっ!と大小さまざまな大きさの魚がどっさり入っているこの水槽。毎度すごいなぁと感じる水槽です。
水槽のサイズと中のタマカイやメガネモチノウオのサイズギャップがすごい。でっかい水槽にいる他の水族館のタマカイやメガネモチノウオよりも確実に大きく見えますね。
2歳児くらいまでなら丸のみにできそうな口である…。
黒目がハート♡なネズミフグ。このネズミフグもめちゃくちゃデカイので、かわいさは無い 笑
そうかと思うと横の水槽にはこんなちっちゃな魚がどさっと入ってたりします。ミレットシードバタフライフィッシュ、ハワイのチョウチョウウオです。
オーストラリアの水槽からバーバーパーチ。
体の横にある黒いのは何だろう?としばらく観察してみましたが、どうやらそういう模様みたいですね。よかった…寄生虫的なものじゃなくって。
同じオーストラリア水槽のムーンライター。葛西でしか見れない!って魚じゃないけど、他の水族館で見つけても"あ、葛西だ"ってなる魚です 笑
たぶん、この日一番良く撮れた写真w
ブルーデビルっていいます。タナバタウオ科?マジ?でっかいんですが…。
デカイといえばこちらも。ランプサッカー、またの名をヨコヅナダンゴウオです。横綱ってよりダンゴウオの化け物って風格です。
こちらは地中海沿岸のテンジクダイ、ロアデルジェ。
葛西のすごいとこその②は、世界の中に普通に南極北極が入っていることです。
葛西精鋭の採集課が直にいって収集してくるのですから本当にすごい。
これはマナニア アトランティカという北極のクラゲです。ふわふわ浮かんでないけどクラゲです。
さーて、外に出てペンギンたちにご挨拶です。
運よくミナミイワトビペンギンが夏季休暇を終えて出てきてくれてました!
同じく、夏休み明けのオウサマペンギンも。
オウサマペンギンの泳ぐ姿を上から見れるのってあんまりないですよね。好き。
再び館内へ。
海藻の林、世界最大の海藻、ジャイアントケルプはちょっと寂しくなってたけど、魚たちは堂々としたものです。
数種類のロックフィッシュに交じり、ひときわ目を引くカリフォルニアシープヘッド。いつも会えなかったりうまく写真に撮れなかったりして悔しい思いをしていたので、今回上手に撮れて嬉しい~。
次はいよいよ日本の海、日本の魚たちです。
知った名前が出てくるとちょっと安心しますね。こちらはテングダイです。
ボラ。かわいいサイズ。アマモについた藻を口でシュッシュと食べていきます。
上からアオリイカに煽られるなど 笑
トビハゼ水槽の上から神の棒が…。
餌の時間です!!ソッコーでトビハゼが飛び乗ってきました。
東京湾にもトビハゼはいるんですよね。日本の北限なんですって。
最後は海鳥ゾーン。ちょうど餌の時間に立ち会えました。
エトピリカのクチバシに一気に魚を挟む姿を初めて見れた!
模様のせいで首が激細く見えちゃうウミガラス。
かわいい。
今回、数年ぶりに葛西に訪れて、いつ来ても「葛西に来たなぁ」と感じれるのは本当に凄いことなんじゃないかと思ったり。
水族館って生き物を展示しているわけだし、展示する生き物も変化するし水槽の中も変化していくものなので、数年も訪問しなければ絶対に変わったポイントは出てくるはずなんです。それは悪いことじゃなくて、水族館ってそういうものだと思うのですよね。
でも、葛西はそんなことない。そりゃ中にいる生き物が変わることはあるけども、全体的にはほとんど変わらないんですよね。
変わらないことで「葛西のあそこの水槽のさ~」という共有が簡単にできるのも強いなーと思ったのです。
我が家からはちょっと行きにくいのと、どうしても水槽前の混雑が苦手なのでしょっちゅう行くことはないかもしれないけど、定期的に行きたい・行っておくべき水族館なのかな、という思いを新たにして葛西臨海水族園を後にしたのでした(淡水生物館は今回は行けず。淡水館もめっちゃいいよ。)
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