ゆっくりですが着々と全国の水族館制覇を目指しております。一方、ここには一生行けないんじゃないか…と思っていた水族館がありました。
それがこちら。さとえ学園小学校の水族館。
各種高校スポーツでしょっちゅう名前を聞く埼玉栄高校と同じ系列の私立小学校です。
普段は自校の生徒及び、申し込みのあった幼稚園・保育園にだけ公開されているそうで。
水族館の存在は知っているのに行けない…。もどかしくて切ない水族館だったわけです。
しかーし!
先日有名水族館ブロガーのめnちさんから「さとえフェスタってのがあって予約すれば入れるかも?」と情報をいただき!
秒で予約フォームから申し込みをして!ついに!行ってきました!!
とはいえ、大人1人で乗り込むのもなんだか気が引けたので中学生の次男を動員(;・∀・)
のってくれた次男サンキューな…。
そんな長い前置きはさておき。さっそく水族館の中身を見ていきますね。
あ、もう一つだけ前置き。
水族館内の撮影とネットへのアップの了承はさとえ学園様から頂きましたが、人物の映り込みについては厳しく自粛しておりますので、館内の全体が分かるような写真はございませんデス。ご了承くださいませ…。
(校内全体がすんごい盛り上がりで保護者っぽい人から来年お受験するのかな?って親子とか近所の人かな?って人までいて大混雑だったのです…)
さて、入り口(写真は館内から水族館の外を向いて撮っています)
………。
ここ、小学校ですよね…?すげぇ…トンネル水槽だよ…。
でっかいグリーンモレイさんら数匹がウネウネと。
中に進むと、トンネル水槽の片側と続く形で大きな水槽があります。5×3メートルくらいの大きさでしょうか。
中には、ななななんと!クエがおる!アジ類も!
コバンザメもホシエイも!
その規模に茫然…。ここ小学校の水族館ってレベルじゃねぇ…。
ホンマもんの水族館や…。
で、表層を泳ぐアジ類の奥の岩陰にオニカマスがいるのを次男が発見!(オニカマスで合ってます…?教えてマニアな方!)
もうね、普通に水族館。小学校にあることも忘れちゃうくらい普通に水族館。
唯一の館内の様子が分かる一枚。画像の一番奥に見える壁までが水族館。両端に埋め込まれた水槽、真ん中に置き型の水槽があってぐるっと順路になっている感じ。
いっこずつ見ていきますよー。人混みに負けないぞー。
最初にドーンとある四角い水槽。「温かい海の魚」ってことでギンユゴイ・ヒメツバメウオ・タカサゴ・ニザダイなどなど10種以上の魚たちが。
さらに、去年の10月まではアカウミガメもいたんだって。
「外にお墓があるので、感謝の気持ちを伝えて下さい」ってフレーズがいいですね。
うん、感謝の気持ちは大事ですよね。
壁側にはこれまた大きな水槽。
水槽の中が暗くて、館内がこうこうと明るいので撮影には向いてないけど(´・ω・`)
サザナミフグがお出迎え。かわいい(*´ω`*)
中の魚たちはあまり人に見られ慣れてない感じ。逃げまわってる。普段は静かな館内なんでしょうね。
しかしこれは写真は厳しい…。
逃げなくても絶対目を合わせないマンとかw
真ん中の仕切りはこんな感じ。波型のパーテーション水槽がオシャレだわー。
パーテーション水槽、オシャレなんだけど、逃げ場もないので、見られ慣れてない彼らは人間が近づくと大混乱。方向転換も大変な薄型水槽を右往左往しており…。水槽に近づかないでなんとか撮影…。
小さい魚たちはプラ水草の根元で隠れてる(つもり…?)
オシャレ水槽も魚たちにとっては若干迷惑かもなーと思ったり。
ななななんと!ツマグロがいる!!
ずーーっと同じ方向同じ軌道で泳ぎ続けているので左の胸ビレが変形しちゃってます…。
ダイジョウブっすか…?
壁側に戻りまして。
汽車窓水槽ならぬ船窓水槽的な。
この汽車窓水槽はテーマ水槽になっています。
「赤ちゃん水槽」
ソウシハギ・タレクチベラ・ツバメウオの幼魚も。
で、これは載ってなかったけどチョウチョウコショウダイの幼魚…?
隣にはメガネモチノウオの幼魚。
その1。ハゼとエビの共生水槽。
イソギンチャクつながりかな?マルソデカラッパ。
「右と左でハサミの形が違います。形が違うということは使い方も違います」
って説明がついてて、小学生時代の私だったら必死になってハサミの観察しただろうなぁ。ってか立派なオバチャンになった今でも必死に観察してたけどw
テーマが不明になってきたけどもクルマエビ。
お隣は…!!!!オオグソクムシ!
クルマエビとメッシュで仕切られた水槽だけど、水温とか大丈夫なのかしら…?
ってか、小学校でオオグソクムシ見れると思わなかったよ…。
どんどん進みます。再びパーテーション水槽と円柱水槽。
なんかすごいものが見えてますよ…。カニ…。
シクリッドたち。なかなかいいサイズ。ちょっと狭そうかな。
レッドジュエルっていうシクリッド。綺麗…(*´ω`*)
じゃぁぁぁーん。
まさかのタカアシガニがおるでぇぇー!すげぇ…。なんだこれ…すごすぎない…?
タカアシガニだけじゃなくて岩場の陰にはトラザメも。
……何度も何度でも言いますがここ小学校ですからね?
ん?これはなんだ?溢れない水槽かな?
こういうところはとっても学校ぽくて安心するwグラミーたちいいサイズ。
館内で常に人だかりができていたのはこちら。潮だまりの生き物のタッチプール。
ザルの中の生き物は触ってOKです。
ウミウシかわいい…(*´ω`*)
お…。
我々の見ている前で堂々とザルからの脱走を図るウミウシ発見!
タッチプールには常に監視係の保護者の方がいて危なくないように見てくれていました。
ちゃんと手を洗ってね、って声かけもしっかり。
ここからは淡水魚のようです。
え?ミヤコタナゴもいるの?マジ?
と思ったら、ミヤコタナゴを受け入れる準備をしているそうで、今のところは準絶滅危惧種のヤリタナゴがいるようです。
綺麗に飼育されてるヤリタナゴ。ここ、色々本気だな…。すごい…。
上流にはイワナも。口が痛々しい…。長いこと飼育してるのかな?
中流水槽の皆さん。かわいい(*´ω`*)
かわいいけど、この滝のような流れは上流に作った方がよりリアルだったのでは?
背景含め完成度の高い水槽だなぁ…。ここが学校内なんて信じられない(何度でも言うよっ!w)
尻尾の赤いナマズさんが見えてますねー。
人間の姿に寄って来てくれたレッドテールキャット。
スポテッドナイフフィッシュやガーなど大型になる魚もわんさか。すごい。
スッポンモドキかわいい…。そしてお隣にはアジアアロワナさん。ジロリ。
んひゃー、かわいい!
ロングノーズデンキナマズっていうんだって。英語と日本語のハイブリッド感…。
去年アカウミガメが死んでしまってから入手したのでしょうか?
ウミガメキッズサイズが2匹いました。
ウミガメについて。小学生のうちに覚えたことは大人になっても忘れない…はず…。
あ。最後にカッコイイ看板があった(;・∀・)
看板の後ろにある壁面にはペンギン全種の等身大ペイントがありました。日本では見れないペンギンのことも知ることができますね。
壁にそってパノラマで撮ってみた。うにょーん。
水族館の入り口付近は人がたくさんいたので撮影自粛。マスコット?のぺんたろう。
水族館は校舎内の1階ど真ん中にあるんだけど、扉で仕切られているので一歩入ると水族館の世界が広がる感じで。とっても雰囲気がよかったデス。
小学校にある水族館といえば、横浜市立間門小学校附属海水水族館まかどシーマリンパークなんてのもありますが、さとえ学園小学校水族館は間門小とはある意味正反対な印象を受けました。
☆古くからある施設を大事に守り、地域の方たちにも協力してもらいながら、日々の水換え・餌やりをはじめ生徒たちが全体的主体的に関わりを持っている間門小。
☆本格的な施設と常駐の館長がいて、水換え等メンテナンスは専門の業者で、生徒は生体の健康管理や清掃など決められたルールの中で関わっているさとえ学園。
どちらが良いとは私には決められません。
ただ、どっちの小学校もうらやましいー!
のは間違いありません(笑)
主体性とか抜きにしても、「見る」のと「やる」の違いは大きいと思うのです。それが小学生時代に体験できる環境は本当に素晴らしいと思います。本物に触れた体験はきっと大人になっても残っていくと思うんですよね。
さとえ学園の水族館は間門小のような別棟ではなく、校舎内にあるし防犯的な意味からもなかなか一般に公開するのは難しいかと思われます。仕方ないですね。さとえ学園水族館に通いつめたかったらさとえ学園に入学するか就職するしかありませんw
水族館の認定基準は満たしているけど、一般に公開されていないので、個人宅でたくさん魚を飼育しているのと同じですね。
水族館めぐりのリストには載せにくいけど、チャンスがあれば是非見てほしい!さとえ学園小学校水族館でした。
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