長年行きたいなーと思いつつなかなか行けなかった場所へ行ってきました!
それが、こちら。
思いっきり校門ですね!
横浜市立間門小学校の中にある海水水族館です。
学校内にある水族館って概ね見学の難易度が高いんですよね。北里大アクアリウムラボのように事前に電話しなきゃいけないとこ(学祭時は見学自由になりますが)とか、ながこう水族館のように月1回しかオープンしてないとこ(ここも学祭時には見学可能)とか、さとえ学園のようにそもそも見学不可能なところとか。
間門小も月に1回第4土曜日がオープン日として設定されていますが、後は平日の9~16時に見学可能。北里や長高に比べると難易度低めですが、平日はお仕事してるかめきちさんには難易度高いのよー。あと、横浜の小学校なので車で行けない、かつ駅からバスというアクセスもあって車人間の私にはなかなか厳しかったわけです。
そんなワガママな文句をちんたら言って早10年…全国の水族館制覇するとか言っておいて、横浜に住んでるのに未だに未訪問だった間門小に乗り込んできましたっ!
念のため行く前に学校にお問い合わせ。慣れない電車バスで行って学校の都合でオープンしてなかったら泣いちゃうのでw
校門にあるインターホンで見学にきたよーと言ってくださいね、とのことでしたので、ピンポーンして入ります!(ちなみにどこに水族館の入口がありますとかのアナウンスはなかったのでかなり不安になりながら校門を通過した小心者のかめきちさんですw)
あったあった!
校門から徒歩10歩くらいで入口を発見できました(よかった!迷子にならなくて!)
電気もついていました。(よかった…w)
別角度からみた水族館がコチラ。この建物の1階部分が水族館占有になっています。
ぜいたくだなー。すごいなー。”まかどシーマリンパーク”の看板も立派ですね!
うん、まあ、ここは予想通り…。
こうやって60~90水槽が並んでいるのかな?と思いきや…横を見ると…。
どーーーーん!(喪黒福造じゃないよw)
わー!やられたーー!
つかみはオッケーどころじゃなく、いきなり往復ビンタ的な衝撃度です。
なにこれ?ここ学校?しかも公立小学校?
クラクラしながら水槽のお部屋に入ります。
ここはタッチング水槽なんですね。うらやましい…間門小…。
こちら側は「本牧の海の生きもの」。
カニとかヒトデとかナマコとか
アカヒトデも。
アナゴ(!)も。しかもめっちゃ人馴れしてて、覗きこむと筒に引っ込むけどすぐに顔を出してこっちを観察される…。アナゴに見られるのは慣れてないからドキドキする…w
この注意書きがまたいい。小学生が書いた感じ。
タッチング水槽だけど、アナゴには触っちゃだめ。
反対側の水槽は「南の海の生きもの」
サンゴ岩にクマノミにスズメダイ。うん、南の海だね。伊豆でもいいけどねw
!!!!!!
オオイカリナマコにコブヒトデにマンジュウヒトデ的な何か…
すごいメンバーです。ホントここ学校なの…?
ニセクロナマコもにょーん、と。
あとクマノミとスズメダイが人馴れしすぎててニンゲンを追いかけてくるのでどこを撮ろうとしても入り込んでしまうなど(;・∀・)
いいなぁ…(さっきからそればっか)
水槽内の生き物たちの説明も小学生が書いているようです。絵も字も上手。
でもこのフウライチョウチョウウオはホントかな…?
ニセフウライチョウチョウウオってことはないかな…?
※2017.6.20追記
コメント欄にてpicMfishさんがアケボノチョウチョウウオでは?っと教えてくれました!
それから、オオイカリナマコについての説明も秀逸。
触るとかぶれてしまうのね。覚えておこう…。
タッチング水槽、って部屋の前には書いてましたが、実際に触っていいのは本牧の海の一部の水槽だけで、アナゴのいる水槽と南の海の生きもの水槽は触れないように、踏み台が置かれていませんでした。危ないですからね。
「さわるとふわふわでとても長いです」って説明、好き。フワフワ(*´ω`*)
この海水水族館の成り立ち。
昔校庭のすぐ先が遠浅の海だったのですが、臨海工業地帯の埋め立て計画によってこの海岸も埋め立てることになった時、保護者や地元の方、卒業生から「何とか自然の海を残したい」という声が上がり、学校の敷地内に水族館をつくることになったとのこと。それが昭和33年。
それから約60年もの間、数度の補修工事がありつつ水族館が存在し続けているって、本当に素晴らしいことだと思います。
この壁は昭和52年の卒業生たちの卒業制作、とのこと。素敵です。
こちらの部屋はこんな感じ。真ん中に八角形の水槽があります。
壁際には汽車窓水槽。
そして、ウミガメっ!!
めっちゃ本格的やんけ…。
(中がもう少しだけ明るければ…)
2匹のイセエビのうち1匹がとても人間好きなようで、こちらが覗くと光の速さでガラス面まで来てくれます(;・∀・)
八角形の水槽にはメジナたちがたくさん。みーんな人の姿に寄ってきます。
慣れてるんだねぇ。
トラザメもいるよっ!
フグもー!(何フグだろう…?)
※2017.6.20追記
こちらもpicMfishさんがコメント欄にて教えてくれました、ヒガンフグだそうです。
こちらの一列は魚名板もなくて展示用ではない感じ。ストック的な感じなのかしら?
ねぇ、シャコがいるよ!
ハゼ軍団じゃ。
カニ、何ガニなのかは私にはわかりません…(;・∀・)
スベスベマンジュウガニ的な?
窓際にあった「ウミガメ復活プロジェクト」
これ本当にすごいと思ったので、画像として載せます。
(※タッチングプールとは定期的に行われている学校の敷地をいっぱいに使った生き物とのふれあいイベントのこと。このイベントに美ら海水族館の方が教育係として来られたことがあったようです。)すごくないですか?これ?
6年2組の生徒の熱意とそれをサポートしたであろう教員の方や水族館ボランティアの方、地域の方の協力も全て素晴らしい以外の言葉が見つからないです。
もう教科としての総合的な学習の時間を超えてるよね、本当にすごいです。
「間美」の名前は間門の間と美ら海の美からとったようですが、実は性別は分かっていない模様…(;・∀・)♂だったらどうすんだ…?(;・∀・)ズーラシアのホッキョクグマ、ツヨシみたいなもんでOKなのかな?w
ちなみに先代のウミガメは剥製になって今も水族館にいます。このアカウミガメも昔は生きて水族館にいたことがきちんと説明されているので、生き物を飼育するうえで避けられない「死」についても考えるきっかけになりますね。
最後に入り口入ってすぐの通路にあった水槽たちをば。
この水槽、ちゃんとしたオーバーフロー水槽になってるんですよ。
ほらほら!稚魚が見えますか?(n*´ω`*n)
寺家ふるさと村から平成14年に40匹やってきたミヤコタナゴは60cm水槽では繁殖は無理と言われながらも続々と繁殖を続けて、こんな大所帯に!
最後に記名帳に住所氏名と感想を書いて職員室へ提出。
素晴らしい施設でした。
ちょうど給食の時間帯に到着して、しばらくしたらお昼休みの子供たちがどわーって水族館に入ってきて。
水族館委員会の生徒がエサを与えたり、下級生に魚の説明していたり。
すごい自然に「間美ー、会いにきたよー」ってウミガメに話しかける子もいたりで、学校に水族館があることの利点を最大限に活用している様子がよくわかりました。
いやぁ…ホントにうらやましいぞ…間門小学校…(最後までそれしか言ってない)
何ここ、、すごすぎる。。。
返信削除ウミガメ飼育の経緯すごいなー。かなり感動。
Tsuyoshiさん
削除すごいよねー。うらやましいすぎる!
ウミガメの感動が伝わったようで嬉しいです!現地でめっちゃ感動したもん!
picMfishです。アケボノチョウチョウウオとヒガンフグだと思います。
返信削除このようなところまで足をのばすところが、やはりマスターの証!
見事な先導役です。貴重な情報、いつも参考にしています。
picMfishさん
削除コメントありがとうございます!
チョウチョウウオ科の魚はもはや名前を覚えるのをあきらめるレベル…(;・∀・)
ヒガンフグも合わせて追記させてもらいます。
また教えて下さい、よろしくお願いしまーす(コラ)
学校の水族館はビビりな私には到底行けそうにないのでかめきちさんにレポートしていただくと本当にありがたいです。私もこの学校だったら水族館知識は無駄では無かったのに…
返信削除宮城さん
削除コメントありがとうございますー。
難易度高いですよねー。でもコミュ障な私でも行けたからきっと大丈夫、行けますよ!
気負うことなく「フツーに学校の日常に水族館がある」って感じでここの生徒さんが本当にうらやましかったデス。