新屋島水族館の閉館の第一報でおもうこと。

2014年11月12日。

チンアナゴの日、ってことで水族館(やその界隈)がにぎわっていた昨日11/11。
衝撃的なニュースが飛び込んできました。

山陽新聞デジタル版より。

えええーーー!
新屋島閉館っすか…。。。。。

まあ確かに古いことは古いっすよ…。
でも国立公園内に立地してるから大規模リニューアルができない、ってのもこのニュースで知って。
無制限にリニューアルできるわけじゃないってことを考えたら、これはこれでよく頑張ってるよなぁ、と思うなど。


そういえば、9月にこんなニュースも出てたな…。日プラといえば新屋島水族館の現親会社。
四国新聞社SHIKOKU NEWSより。

この新しい水族館の話があって新屋島の閉館につながったのかな…と最初は思ったりしたのだけど。

でも、新屋島の方は最後まで補修等で営業を継続できないか模索していたんだろうね。
そうじゃなきゃ、今年(2014年)の2月に新しくフンボルトペンギンを導入したりしないよね。




閉館のニュースで一番衝撃的だったのはここ。
『マナティー、イルカなど飼育展示する計200種の海獣類、魚類は他施設に譲渡する方針。』
なんと、売り渡すんですか…。
三豊市に新設される水族館がまだ構想段階でいつできるか分からない段階で引き継げ、ってのも酷な話なのかも、というのは十分承知はしているけどさぁ…。

それにしても、新屋島にいるアメリカマナティーは国内では美ら海(4頭)と新屋島にしかいないんですが…。
(そもそもマナティー自体、飼育している水族館が鳥羽(アフリカマナティ)、美ら海(アメリカマナティ)、熱川バナナワニ園(アマゾンマナティ)しかないというのに…)

ベルグ(オス)とニール(メス)の2頭はどこへいくんだろう…。

育ちはしなかったけど、出産もしてるんだよね、この夫婦。当然2頭そろって譲渡されるんだよね。

できれば国内に新天地が見つかりますように(個人的にはかなり切実な祈り)。





それと。
こちらの2頭の行く先も気になる。

 オスのトロくんは18歳。コツメカワウソ界ではご長寿さんですよ…。

高齢になってから環境の大変化は相当厳しいと思うけど(´・ω・`)

一方メスのメイちゃん。トロくんより若いといっても15歳ほどだそうで。彼女にとっても引っ越しは厳しいものになるんじゃないかと…。

ところで。ひしゃくで直接コツメカワウソにエサをあげられるとこって新屋島以外ないんじゃないかな。パイプを通した握手や餌やり体験は色んなとこで増えてるけど。
新屋島のコツメ展示のなにがいいって、匂いや声がストレートに伝わること。
正直に言って獣のにおいがします。だって獣なんだもの。
声も特にメイちゃんがよく鳴くコツメさんってのもあるけど、うるさいくらいにピャーピャー言ってます。でもその声だって、トロくんに話しかけてるってのも、その声にちゃんとトロくんが応えているのも見ていれば分かるんです。なかなか貴重な観察機会だと思うけどね。

メイちゃんとトロくんのラブラブなカップルもぜひ2頭そろって移転できますように。

(ってか、移転なんてしないのが一番いいのに!!と心の中で叫んでる)




国立公園に立地しているから大規模修繕ができない、ってのは前から分かっていたことで、だからこそ今ある施設をうまく利用してやってきたんだよね。
なんで来年急に閉鎖なの?
三豊市に新しく水族館できるまで新屋島を営業したらいけない事情ってなんなんだろ。
マリンピア松島みたいに新しい水族館ができたら移動する、もしくは宮島みたいに一時的に飼育する施設を作って避難させる、ってのじゃダメな理由ってなんだろ。
(ってか宮島も島全体が屋島と同じく瀬戸内海国立公園なんじゃないの?宮島がOKで屋島がNGな理由は?)
結局はk(以下略)


継続して飼育すれば全て幸せとは決して思わないし、綺麗な環境に移動できて幸せな生き物も当然いるんだろうけど。それでも、でも…。と思うわけです。

詳しい事情とか経緯がまだ出てきていないのでなんとも言い難いとこではありますが。
日プラが新屋島の展示生物は譲渡すりゃそれでいい、新しい水族館には新しく譲り受ければいいって姿勢だったのなら、これ以上寂しいことはないですね。

って感じで続報を待つことにします。



つーか、個人的には新屋島が閉館されることで、駐車場横にあったうどん屋さんが心配です(笑)

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