鳥取県立とっとり賀露かにっこ館(2016.7.17)

2016年7月17日。

福井県の未訪問水族館を巡った後、トートツに夜の鳥取砂丘に降り立ったかめきち一家。
我ながら無計画にも程があんだろ…と呆れつつ、力尽きて鳥取でそのまま車中泊。

で、朝。
無計画に鳥取に来ちゃったとしても無駄にはしないよっ!
早朝から温泉入って生き返ったら今日も水族館に行くよっ!

ということでやってきました、とっとり賀露かにっこ館。
あぁ…いいですねぇ…
見るからに私が好きそうな水族館です。


入りますっ。おお、いきなり大きな水槽がどーん。

大きな水槽の中はこんな感じ。おなじみのお魚がごちゃっと。

せいれーつ!w


タッチングプールも入ってすぐにあります。プール周りがポップで埋め尽くされて大変にぎやか(笑)



大きな水槽の裏に小さな水槽がずらーーっと並んでいたので見ていきましょう。
ちなみにどの水槽も↓のようにガッツリ説明があります。
ここに限らず、大規模の水族館では誰も説明読んでない風景をよく見ますが、規模が小さな水族館では割と説明まで読んでいる人が多い印象ですね。


チンアナゴ・ニシキアナゴの展示はこんな感じ。
「砂が浅いんじゃね?」というのはおいといて(;・∀・)ダンプラで水槽周りを囲って水槽に直接触らないようにこれでもかとばかりに注意書きしてあるんですが…。過去に嫌な親子連れが続出したのでしょうか…?「保護者の方はお子様にも”ルール”を教えてあげて下さい」の部分にスタッフさんの念を感じます…。


鳥取にもファインディングドリーが。


「かにっこ館」だけどエビの世界w

毒のある魚。
今気づいたけど、ここの水槽の並びは企画展示的な扱いみたいですね(気付くの遅い件)


ハナミノカサゴ。やけにカメラにアピールしてくる子でした(*´ω`*)


海のギャング・ウツボは怖くないよ!の水槽。まあ、野生の生き物なので怖くないと言われても何があるかは分からない!と警戒はしておいた方がいいですよね…と長男が海でウツボに指を噛みきられそうになった母親は思う…(;・∀・)


と、いちいちブツブツ言いながら見て回っていたのですが。
一気にかにっこ館の好感度を上げたのがこちらの展示。
「お客さんに喜んでもらうため、生き物は定期的に入れ替えよう!」
「でも出番を終えたサカナたちを、バックヤードでただ”飼い殺し”にはしたくない…」
そんな想いから”感謝の心をこめて”このコーナーを作りました。

とのこと。
確かに企画もの水槽で展示した魚ってその後見かけなくなったりしますものね…。違う企画で再登場することはあるでしょうけど。

そういう生き物に対しての優しさを正面からあらわしているところに私の中のかにっこ館への好感度は急上昇しましたよっ!
「使い回し上等!」みたいにおちゃらけないトコも高ポイントです。


サラサゴンベさん、オヤスミ中?


はぜはぜしい水槽。


あと少し魚の水槽が続きます。もうちょいカニさんは待っててぇー。


カエルのケロちゃん水槽?と思いきや。

かわいいイロカエルアンコウさん。後ろにそびえるカエルさんが怪獣みたいでこわい。。。



ニョロニョロ魚の水槽の…

モヨウタケウツボ。初めて見たかも。


カニの天敵、マダコ。


こちらのネコザメはかにっこ館で生まれたんだってー。


おお。ついにカニの登場か?!


ご丁寧に水槽に熨斗袋(水引付き)がつけられたミズヒキガニ。



さて!!!
いよいよ!!!
カニの登場ですー!(前置き長すぎ)


これまでの展示とは違ってゆったりした水槽の配置で、カニ展示がメインなことがイヤってほどわかるようになってます。まあ「かにっこ館」ですからねぇ。


カニ部屋の展示は説明板も統一されています。こんな感じ。
なかなか面白いのです。
でも、ここで一個ずつ紹介していくわけにもいかないので(;・∀・)

以下、だだーーっとカニたちをズラズラと。

メガネカラッパ。

トラフカラッパ。
ちなみに「カラッパ」とはラテン語で「ヤシの実」のことなんだって。へぇー。



スベスベマンジュウガニ。

カイカムリ。海では海綿を背負っているらしいのですが、ここではスポンジを背負ってキメ顔されてます(*´ω`*)



モクズガニ。上海蟹の親戚らしい。ハサミが毛深いのね。


ジャノメガザミ。この写真じゃよくわかんないすね…(;・∀・)



海洋汚染について考える展示。



綺麗な水でないと住めないカニたちの水槽と。

汚れにも強いイシガニの水槽、を並べてどっちの海がいいですか?っと。
水槽内レイアウトがハッキリしていて分かりやすいですね…。



ちっさい小さいヒメアカイソガニ。捕まえると死んだふりするとか。+


ミニミニサイズのアメリカカブトガニ

アメザリさん。

ケスジヤドカリ。イソギンチャクばっかり目立ってしまってもう…。


モクズショイ。


えーっとこれはなんだっけ…(コラっ!)


ひときわ大きな円柱水槽がありました。


ででーん!タカアシガニ!この日は1匹だったのですが複数匹いることもある模様。


アカテガニ。さるかに合戦の絵本のカニはアカテガニをモデルにしたんだとか。へぇー。




さて。カニカニパラダイスもひと段落。
広い展示室の一角にこんなコーナーもありました。


ミシシッピアカミミガメとミドリフグが飼育されています。
で、そこに書かれていることがコレ↓

・最後まで責任をもって飼う
・自然に帰す(捨てる)行為は厳禁
・はじめから責任のもてないことはしない

めちゃんこ正論です。そしてスタッフさんが色々な経験をされてきた中からの怒りの叫びなんだろうなぁ、と感じました。

子供向けにはこちら↓





お勉強苦手な次男さんが読んでもわかる内容で。ここのアカミミさんは切ない顔してるよねぇ、うちで飼ってたアカミミはもっと笑った顔してたよねぇ、と親子でしみじみ…。


そしてダメ押しの一撃。
保護者の方へ:ガラスをたたくことでカメが警戒して十分な甲羅干しができずに病気になってしまうことをお子様に教えてあげてください
ここまで書かれて、それでもガラスを叩く不届きものがいればそれは親の責任ですよ、ってこと。

なんちゅーか…ここのスタッフさんの話が聞いてみたくなりました。きっと気が合うと思うw



あ。
特別室みたいな展示スペースで松葉ガニやズワイガニ(越前ガニ)もいましたよー。

そりゃもうワッサワサと!!!



で、越前がにミュージアムからずーーっと気になっていたカニの甲羅のブツブツの謎がとけた!
福井県立海浜自然センターでカニビルの展示はあったけど、ブツブツはあのカニビルの卵だったのか!!またひとつ賢くなりました(笑)


最後に私が一番アツくなったポイントをば。
見てみて!バックヤード超開放的!濾過系統とかガッツリ観察させてもらいましたよ。



あ。かにっこ館は「マリンピア賀露」という市場街になっていて、魚介類市場もあるし地物野菜やお土産のお店もあるし、食べ物屋さんや、すなば珈琲のトラックもいるよ!!w
(カニ海鮮丼とすなばのアイスコーヒーが激うまでした(n*´ω`*n))


水族館がないと言われる鳥取県ですが、ここは文句なく水族館扱いにしてもいいんじゃないかなーと思います。
環境や海の生き物を学ぶにはとてもいい場所だと思います。ちょっと真面目すぎるかなと思うくらいだけど、ふざけないでまっすぐな姿勢は評価されていいと思います。

砂丘に観光に来たら、ぜひここにも寄ってみて!なとっとり賀露かにっこ館でした。

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