2011年3月28日。
(記事を書いているのは2013年10月です、すみませんごめんなさい!)
父方の祖父の一周忌のために鹿児島県に来ました。
鹿児島は父の実家もあるし、私も小さなころから毎年のように来ていたし、鹿児島弁が懐かしいと思えるくらいには鹿児島になじみがあったワケですが。
かごしま水族館に来るのは初めて。
ってか祖父の家は川内なのであんまり鹿児島市内って知らないかも…。
とかいう前置きはさておき。
3月11日の大震災後、非常事態となっていた関東圏。
鹿児島に来て「ああ、空港ってこれくらい明るかったよね…羽田は暗かったんだ…」と気づくなど。
他にも水とか電池とか横浜にいたら品薄状態なモノが普通に山積みになって売られていたり、「震災前の日常」が鹿児島にはありました。
それから、この前日に泊まった志布志の旅館でご主人様に「子供がいるならもう関東に戻らない方がいいよ、川内だって原発あるんだからそのままここ(志布志)にいなさいよ」っと説得されちゃってみたり。。
とかいうエピソードもさておき(;・∀・)
かごしま水族館です!
フェリーターミナルの横にある遠目からみるとオペラハウスに見えなくもないモダンな建物が水族館です。オサレー(*´ω`*)
入ります!長男さんどした?!(;・∀・)
ちょうど全線開通したばかりの九州新幹線も後ろにありますね♪
水中を思わせるようなシャレオツなエスカレーターで2階に上がります。
と、そこには!!どどーーん!と大水槽!
そして!ジンベエザメさん!どーん。
どーん、というほど大きなジンベエさんではなかったですが、さすがの風格です。
写真が残念感満載ですね…(´・ω・`)
うーむ…(´・ω・`)いおワールドではジンベエザメは5.5mを超えたら海に還しているんですね。水槽の大きさ的にそれが限界なんだそうで。それがジンベエにとって幸せなのか、そこまでしてジンベエを入れる必要があるのかは考え方次第ですかね…。
まあ、お前が考える事じゃねーよ!ってのは確かですね(;・∀・)
シノノメサカタザメ…だよね?プチサイズ。
大水槽の横はトンネル水槽になっています。マダラトビエイさんのお腹(*´ω`*)
子供達に全力でブーイングされた1枚。
「俺たちよりジンベエにピントが合ってるじゃん!ママなのに!」(笑)←ママだからだよ(;・∀・)
続いて南西諸島の海。
緑色のサンゴ(なの?)がステキ(*´ω`*)
そんな素敵水槽にちょっとした違和感ががが。わかります?
我が家のバイブル「へんないきもの」にも載ってるオオイカリナマコですお!
マニアックな水槽でも全ての水槽を見ないと気が済まないのは長男さん。
これは何を覗いてるの?なにか見えたー?
餌の時間デス!!ワッシャー!
温帯~熱帯の魚の水槽が並ぶ中…
え?こいつは…????
クサウオ!北海道の魚かと思ってたらたまーに九州にもあらわれるのか!へービックリ。
まだまだ上ります!今度はフツーのエスカレーター。
さっきのジンベエさんのいるのは2階で今度はどーんと4階まで!
4階は鹿児島の海を全面的に押し出したフロアーのようです。
アオリイカ群泳。
アカオビハナダイ。
こりゃナンダ??(;・∀・)
イワシ群泳。(あれ?縦泳ぎになってるヤツもいるるる…)
鹿児島といえばキビナゴだろ!っと思ったら今(これを書いてる2013年)はキビナゴが入ってるみたいですね。
鹿児島のばあちゃん家に行くと必ず出された酢味噌で食べるキビナゴの刺身がとっても苦手でした(;・∀・)大人になった今では大好物です!(*´ω`*)←関係ないww
キビナゴはイワシよりもさらにか弱くてさばくのも手です。包丁なんていりません。
なんでとっても飼育展示は難しいようですね。キビナゴ見に行ってみたい…(そして食べたい…)
子供たちの目を引いた水槽はこちら。
お、ホウボウさん。
泳ぐときはフツーの魚なんですね~(当たり前か…)
コチ、かな。
カニさんもいるでー。
そして…。サツマハオリムシ!
この時はまだその凄さを知らずこんなブレブレの写真1枚しかなかったという痛恨のミス…。
読みにくいので書きだしてみる。
『世界初の展示』
これまでハオリムシの仲間は10種ほど知られていますがそのほとんどが水深数千メートルの熱水が噴き出る深海の温泉付近で見つかっています。
サツマハオリムシは、1993年に錦江湾湾奥の“たぎり”と呼ばれる、硫化水素などの火山性ガスが噴き出る、水深82mの場所で発見されました。
この写真はいおワールド公式より。海底火山に生息してる生物まで展示できるんだ…という驚き。
当時の私にはその凄さは全く理解できなかったのが悔やまれる…。
何がすごいのかサッパリわからないよ~、な人はWiki先生でも見てみるといいかも(*´ω`*)
さて、4階まで登ってきましたが、今度は下へ下がります。
ナニこのツンデレ感(;・∀・)「先に上に行くのよ!」みたいな(;・∀・)
3階には。
オオウナギ!そういえば池田湖のイッシーもオオウナギなんじゃないか、みたいな説を聞いたことあったようななかったような…(どっちだよ!)
イッシー→指宿にある池田湖に生息していると言われる未確認生物。詳しくはWiki先生に聞いてみよう!
クラゲ~。
天候や桜島の降灰に左右されない(これ大事!)室内ショーです~。
こんにちわー。
じゃーんぷ。
うん。いわゆる水族館!ってのと、鹿児島の海ならまかしとけ!的なプライド。
両者がうまーく合わさってみんなが楽しめる水族館だったと思いますデス(*´ω`*)
最後に。
3階から2階へ下るエスカレーターの横、イルカショーを除く水族館本館の順路の一番最後にこんな水槽があります。
沈黙の海。
暗くて写真もブレてしまって読めないので書きだしてみる。
青い海 なにもいない
もう耳をふさぎたいほど
生きものたちの歌が聞こえていた海
それが いつのまにか、なにも聞こえない
青い海
人間という生きものが
自分たちだけのことしか考えない
そんな毎日が続いているうちに
生きものたちの歌がひとつ消え
ふたつ消えて
それが いつのまにか なにも聞こえない
青い 沈黙の海
そんな海を子供たちに残さないために
わたしたちは 何をしたらいいのだろう?
東日本大震災の17日後。まだ鮮烈に覚えているあの日の恐怖。これからの不安感。長男と私でこの詩の前で立ちすくんでしまいました。
文章を読めない次男でさえも「なんもいないじゃん、つまんねー」とか言わず(いつもなら絶対に言っていたハズ)、「こわいね」と一言。
どんな凄い水槽にもかなわない圧倒的な雰囲気がこの水槽にはありました。
いおワールドの真髄はここにあります、多分間違いない。
あー、もいっかいかごしま水族館行きたい!
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