佐賀県立宇宙科学館ゆめぎんが(2017.1.1)

2016年1月1日。

あけましておめでとうございますー!
まだ去年の水族館レポも更新してないですが、順番とばしていきなり元日に行ったゆめぎんがの記事いっちゃいまーす!

年末から九州でひとり水族館旅をしていたかめきちさん。
元日の予定を迷いに迷ったあげく…ゆめぎんがを選択。年越しカウントダウン水族館を満喫していた下関からえっさえっさと佐賀県へ。

年末にこういう新聞の記事を見ていました。
以下西日本新聞より。
ゆめぎんが…水族館好き界隈でもあまり聞かない名前です。
でも年末休館なのかぁ…と思っていました。
ら!佐賀県内を走っていたらゆめぎんがの看板があって「元日からやってるよ♪」っとの文言が。

おーまじか!年末は休館でも元日からオープンしてるのかっ!となった次第。
(かめきちさんの新聞読解力のなさについてはつっこまないでください…)


はい、ブツブツ言ってるうちに到着です。
佐賀県は武雄市の市街地から少し入った景色の綺麗な山の中にあります。

どどーーーーーん。
すげぇ…。規模がパねぇ…(反対側から見るともっとすごいのですが、池があり車を停めて撮影できる場所がなかったのです…)
(階段の途中に子供が歩いているのが見えますか…?とにかくデカいのです…)

入館料は常設展示のみ見学(プラネタリウムなし)だと510円。緑色のステッカーシールを服に貼って入ります。

記念パネルはありますが、ぼっちなのでスルーです( ̄・ω・ ̄)


それではさっそく入口入ってすぐにある企画展示「トリ年水族館」から見ていきましょう。

ひろーくて真っ暗なお部屋…何だろう…。

あっ!!海っ!
映像の中に立ち入ってもいいみたいですがとても綺麗な映像なのでじぃーっと凝視しちゃいました。ただし映像が若干ブレるのでちょっと酔いそう…

30秒の動画なのでゼヒ見てみてー。綺麗な海に潜ったような気分になれます。
(ちなみにこの映像はここのスタッフさんが沖縄で実際に撮影されてきた映像とのこと。素材を購入しようと思ったらメッチャ高くて、自分たちで沖縄行った方が安いじゃん!となったとかw)


程よく映像酔いしたところで次に進みます。
仕切りに囲われた中にどかっ!っと小さな水槽が並んでいます。

2017年の干支、酉にちなんでトリ的な魚がこれでもかこれでもかっ!とばかりに並んでいます。
どこの水族館でもトリにちなんだ魚の展示はやってそうですが、ここまで揃えてくるとは…。まじパねぇっす。
以下、ずらずらーっと列挙。これでも一部ですからね。ゆめぎんが…おそるべし…。






ここだけで数時間は観察できてしまいますね(;・∀・)
ただ、かめきちさんにはあまり時間がありません。午後には大分にいる次男を迎えに行くミッションが待っています。いそげー!ってことで、先に進みます。


名前からして科学館、ですからね。こういった体験型の科学実験設備も豊富です。子供達ときたらここから数時間動かなくなるヤーツ…。
(楽しそうですが時間も限られているので次へGO)

古生代からの誘いを感じながら進みます。

うわー。時間があったら飽きるまで見ていたい、鉱物ギャラリー。

化石もありますあります。

佐賀県内で発掘されたコペプテリクス(ペンギンモドキ)の化石。でっかい…。
科学館というよりも博物館並みの展示物の濃さ…。ここすげぇな…。

で、水族館的展示はどこー?とちょっと不安になった頃に「ゆめぎんがアクアリウム」の文字が。
よかった…ほっ。


お…。ここがゆめぎんがアクアリウムですか…?

あ。水槽がずらーっと。間違いないー(∩´∀`)∩

まずは佐賀の両生類から。

カスミサンショウウオ。

アカハライモリ。

ニホンヒキガエル。

ニホンアマガエル。

ニホンアカガエル。

ツチガエルのオタマジャクシ。

その親(ツチガエル)


トノサマガエル。

両生類だけでもずらずらーっと(写真は一部です)。
そして、「カエルがいなくなると?」と生物多様性についての分かりやすい説明や、「両生類が危ない!」と世界中の6000種の両生類のうち約30%がレッドリストにのっている現状などを解説していたり、教育的な機能もばっちりあります。


シュレーゲルアオガエル。

カジカガエル。
 (カエルってかわいいよねぇ…(*´ω`*))

カエル天国。超満喫ですっ。

(カメもいますよー、なニホンイシガメさん)



さて、つぎっ!
しっかり作りこまれた淡水魚の水槽。

こちらは右側はオイカワなどの淡水魚、左は海水魚水槽です。
ちょうど餌やり体験の時間で数組の親子連れが楽しそうに餌を与えていました。


ぼっちでマイペースに観察したいかめきちさんは、餌やり体験が行われていないこちらの水槽から見ていきましょう。

ザ・どじょー。

パッと見ではメダカ・タナゴしか目に入らない水槽ですが、よーーーーく見ると色々な生き物がいます。
カマツカさん(だよね?)

メダカ的な魚やタナゴ的な魚もうじゃうじゃと。

餌やりイベントの隙をみて反対側の水槽も見ていきましょう。
餌をもらった後だからかみなさんビュンビュン動いておる…。


 横から見た淡水水槽がコチラ。うーん。見事…。美しい。
こういう日淡魚水槽、あこがれるなー。
 オイカワ・カワムツ・ヌマムツ・ムギツク・ウグイ・ニゴイ。
アブラボテ・ヤリタナゴ・カネヒラ・カワヒガイなどなどがどっさり入っています。

おまけに何の稚魚だか分かりませんが、稚魚も泳いでいます。この水槽で産まれて運よく育ったものだそうで。

 声をかけてくれたスタッフさんに「大きい個体が多いですね」と話すと採集してきた当初はそこまで大きくなく2年くらいかけて大きくなったことや、「毎日2回は餌をもらえると思っているのに、ここ数日は休館で食事量が減ったので不信感でいっぱいになっていると思いますよ」とのエピソードも。
(なんて飼育個体への愛情があふれたコメントなのだ…かめきちさん感動…)


お隣は海水水槽。有明海の海中をイメージしているようです。
こちらの水槽にも餌やり体験ができます。サメにも餌があげられますよっ!(なかなかエサを食べてくれなくてヤキモキさせられてましたけどねw)

シマフグ・トラフグのチーム・フグ。

 (トラフグかわいい…)

 コモンカスベ・アカエイ・ウチワザメ・エイラクブカなどなどソコモノのみなさん。
(あ、砂に潜ったフグもうつってますねw)

 スズキ・メナダ・クロダイなど釣り好きな人にはたまらない魚も。

いやー、この有明海の大水槽1本だけしかなくても水族館認定しちゃいますね、私なら。
それくらいの充実ぶり&綺麗さ!



なんとなんと、クラゲ飼育までしています。

飼育だけでなく繁殖までっ!



まだまだありますよー。
有明海の模擬干潟展示。

んん…?ガリガリだけどムツゴロウ…??

ムツゴロウ・トビハゼやワラスボが数は多くないですがいました。

シオマネキさんもいましたよー。



まーだあるんですよー。この規模すごくないっすか?
正直ね、「科学館の一角にある水槽展示程度じゃ瞬殺じゃね?」っとなめてました。完全に時間が足りないです(;・∀・)


玄海水槽の住人。

 君の名は…?(名前確認するの忘れた)←ミストラル先生に教えてもらいました!コブダイみたいですっ!

砂地の生き物水槽。ガラス面の傷が気になるけど。

メゴチかわいいよメゴチ。


砂地のお隣は賑やかな水槽でした(*´ω`*)

ちっさいけどヤガラ!

カゴカキ撮ってたら割り込んできた…君の名は?(;・∀・)←こちらもコブダイ幼魚のようです。ミストラル先生、ありがとうございました!


ヒトデたっぷりのタッチングプールもありました(写真撮り忘れた(;・∀・))

んで、さすがにもう終わりだよね?ね?と思いつつ出口をめざして歩き出したとこr…


んんをーーーっ!
まだ水槽あるんかいっ!!!

驚きました…まだ続きます…。


ここでは佐賀県レッドリストに載っている魚を展示していました。



カジカさんその1。
その2。


う、うつりこみ…ぐぬぬ…。
カワバタモロコ。大きい…。


こちらはヒナモロコ。でっけー!ちなみにこのヒナモロコは現在閉館改修中のマリンワールド海の中道からきた模様。


ここで先ほど声をかけてくれたスタッフさんが再度話しかけてきてくれました。
カワバタモロコもヒナモロコも大きいですねー!と話しましたら、ちょっと得意そうな表情で色々とお話ししてくれました。いや、実際にここまで大きいヒナモロコとかあまり見かけないですよ、まじで。

武雄市内にあるものの、佐賀県立の施設ということと、前武雄市長(あの有名な方ね)がここには興味なかったっぽいことなどで、これまで色々と苦労されてきたこととか。
そんな中でも海きららさんや海の中道さんには良くしてもらっているんですよー、などなどオフトークも交えながらしばらくお話を聞かせてもらいました。

その話の中で、この施設ってもっと有名でもおかしくない規模じゃないですか?今だに佐賀県には水族館はないって言う方が多いですよ?と聞いてみたところ、じゃんじゃん宣伝してください!ってことだったので(笑)これを読まれたアナタは是非ゆめぎんがアクアリウムの存在を拡散してください!(笑)


映り込みぐぬぬ…なアリアケギバチさん。かわいい(*´ω`*)


なんとなんと。でっかいリュウグウノツカイの標本まであるんですよっ。すぎょい。



佐賀県に水族館はある!と確信できました。これ、めっちゃ水族館ですよっ!


「佐賀県立宇宙科学館」ってネーミングがもったいないと思うくらい実態は博物館していました。
「佐賀県立自然と宇宙の博物館」って方が合ってるんじゃないかなーと思えるくらいには博物館。
当初のコンセプトがプラネタリウムありきだったようなので仕方ないのかもですが、個人的にはめっちゃ博物館でしたし水族館ですっ。

ということで、ゆめぎんが、なにとぞよろしゅうにお願いいたします(誰?)

2 件のコメント:

  1. 初めまして。
    宇宙科学館という名称で一部水族館なんですね。行きたいものです。

    さて、だいぶ前の記事ですがコメントさせていただきます。
    特別展の「クロサギ」はダイミョウサギに見えます。名札はクロサギになっていたでしょうか?

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    1. liza様。
      コメントありがとうございます。
      画像を漁って調べてみました。「クロサギ科クロサギ」と書かれていました。
      図鑑を見てみたところ、尾びれの形からダイミョウサギと判別できそうな気もしますね…。
      この画像でそこまで気づくとはホントすごいです!!

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