新屋島水族館、やめるのやめたって!

2016年1月21日。

ここ1年くらいずーーーーっとこの水族館ブログのアクセス上位にいる記事があります。
それが
新屋島水族館の閉館の第一報でおもうこと。
って記事なんですが。

やっぱり閉館となると行っておかなきゃ!という心理状態になりますよねー。
”で、いつ閉館するの?”ってのが出てなかったですしね。


(2015年12月。12月末で閉館なのか?ってギリギリのタイミングで2016年3月までは営業します、それ以降は未定です。って報道が出てましたね)
朝日新聞デジタル2015年12月11日



そして一昨日、2016年1月19日の報道。


おおおお!閉館ではなくリニューアルを再検討ですか!
それは嬉しい!!

と、その時は思いました。うん、だって生き物たちが移動しなくてもいいってのが一番だと思ったから。
でも、どうにも超えられない壁があって断腸の思いで閉館を決定したんじゃなかったの?
その壁はどうにかなるようになったの?
って純粋な疑問からちょっとだけ調べてみました。

平成25年1月の屋島活性化基本構想(高松市・PDF)
平成26年6月の屋島活性化推進計画(高松市・PDF)
平成26年5月(平成27年3月改訂)の屋島山上拠点施設基本構想(高松市・PDF)

興味のある方はリンクからとんで読んでみてください。


ざっくりいうと。
・新屋島水族館のある屋島は瀬戸内海国立公園並びに国の史跡及び天然記念物となっていて、新屋島水族館の場所は、景観法、建築基準法、都市計画法といった法律的な制限の他に、瀬戸内海国立公園の自然公園法、史跡天然記念物屋島の文化財保護法が適用される場所にある。

・地形変更は認められず、新築も原則的に認められない。建築には文化庁長官の許可が必要となっている。

・平成25年(閉館と発表される前)は市としては「関係事業者の意向を尊重しつつ法的対応等に積極的に支援していく一方、屋島山頂における集客施設のあり方を検討していく」とされており、閉館が発表されてからは「動向を見ながら検討していく」とされている。

って感じですね。



(´-`).。oO(個人的な感想ですが、あまり行政として積極的に水族館の補修などには関わってこなかったのかなーと感じました)

(´-`).。oO(でもやっぱり水族館がなくなっちゃうと屋島へ来てくれる人は大幅に減ってしまうし、皮肉なことに閉館が決まってからすんごいお客さんも増えて、これ維持できればいいよなー的な行政側の意向もちょっと見えたり見えなかったり)

(´-`).。oO(今度は県知事も市長もガッツリ協力してくれよなーと切に願います…)

(´-`).。oO(同じ瀬戸内海国立公園内にある宮島水族館は屋島よりも更に厳しい特別史跡、特別名勝になってるんですよね。で、島内の国有林は林野庁管轄だし、国指定の天然記念物弥山の原始林については環境省、世界文化遺産については文部科学省の管轄なんですよね…(水族館の立地とは関係ない管轄もありますが)宮島水族館の大規模リニューアルは参考にならないんですかね…?
ちなみに廿日市市新宮島水族館(仮称)整備事業実施方針(平成20年4月・廿日市市・PDF)によりますと宮島水族館建て替えの際には許認可申請は市で、書類作成業務は事業者で行うとされていますよ…。市営から民営に移行するタイミングなどもあって有利だったのかもしれないですけどね…)


もろもろすごい困難なのはよく分りました。
でも…がんばってほしい!楽しみにしてる!






さて。香川県と言えば、もういっちょこちらの話題もありました。
KBS瀬戸内海放送より。




それに加えて小豆島でも水族館を作ろうという動きもありましたね。
香川県が水族館だらけになっちゃうのか?についての記事がこちら。

毎日新聞2015年1月20日






最初からこの記事だけ貼っておけよ的な感じだったですかね…(;・∀・)
新屋島の補修については絶望的とも思える書き方ですね。「やめるのやめたって言ったけどやっぱりやーめた」ってことも有り得るってことですか。

小豆島については白紙化も視野に慎重な構え、とのこと。
(個人的には小豆島へはアクセス難易度が高いのでちょっとホッとしていたり…)

そんで、宇多津町の水族館構想はサラっとすごいことが書いてますね。
須磨水族園の運営主体が新水族館の施設運営協力、中村元大先生が基本構想を組んでるとか…。それ最強のタッグやん。行ってみたい!!実現おなしゃす!

あ、話がそれました…。
新しい水族館ももちろんいいですが、新屋島水族館が私は大好きなのです。
できれば頑張って存続してもらいたいのです。


ということで収集つかなくなってきたのでドロンします(;^ω^)



2016年1月23日追記。

発表から数日経ってより詳細な記事も出てきたので追記しておきます。

新屋島の突然の発表に対する行政のとまどい的な記事。
読売オンライン2015年1月22日




そして宇多津町の水族館構想も詳細が出てきました。
3月にはより詳しく公表される模様、とのことですが…。

「瀬戸内海をバックにイルカショーなどが楽しめるプール」
えっ?と思ったのは私だけではなかったのではないでしょうか…。
それ、どっかのパクリだし全然目新しくないし、そんなら新屋島のぶっとんだイルカショーを見た方がきっと楽しいと思うよ!って…(´・ω・`)

中村大先生が絡んでると聞いてワクテカしてたんだけど、ちょっとがっかり…。
水族館の構想自体にがっかりではなくて、水族館に興味ない人に興味もってもらうにはやっぱりイルカショーしか方法がないのか?とそっちにね。


どうかすると一気に東京都ばりの水族館密集地域になってしまう可能性もある香川県。
目が離せませんね。

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